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旧約聖書

天使になったエノク

アダムとイヴの息子アベルの死後、イヴとの間に生まれたセトから数えて6代目の子孫に、エノクという大変敬虔な人が誕生しました。
彼は、まさに神の御心にかなった生涯を送ったので、
「エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった」(創世記5章24節)といいます。
つまり、文字通り天に召されたのです。
ユダヤに伝わる説によれば、エノクは神様のもとへ行ったのち、天使たちの中でも最高級の位階の天使メタトロン、「すべての天使の王」となったといいます。
地上では人間として366冊の本(エノク文書)を書いたとされます。
天使とされてからは36万5千の目と36対の羽を与えられたといわれています(ギンズバーグ『ユダヤの伝説』)。

さて、そこで、天使とはなんでしょうか。
皆様は天使について知っていますか?
これから、わたしが知っていることをお話ししたいと思います。

天使の仕事の中でも大切な仕事は、わたしたちを見守ることです(詩篇91章11節)。

天使は目には見えません(詩篇104章4節)。しかし時々、神様は神様を信じる人々に、天使を見る特別の目をくださることがあります。
アブラハムのところに来た3人の天使は、人間のように見えました。アブラハムと奥さんのサラは3人の男の人に親切にして、食事もごちそうしました。後で、アブラハムたちは、3人が神様のお言葉を伝えに来た天使だったことを知ったのです(創世記18章)。

天使はとても頭がいいのです(サムエル記下14章20節)。でも神様のようには沢山知りません。神様は知らないことがないからです。

天使は力があります(詩篇103章20節)。また、天使は、はやく動くことができます。ここにいたかと思うと次の瞬間はずっと遠くにいます。でも、いくらはやくても、同時に2つの場所にいることはできません。神様だけが、そうすることができるのです。神様は、いつでも、どこにでもおられるからです。

ミカエルは天使長です。イエス様が人々を天国に連れて行くために、もう一度おいでになる時、一緒に来るのです(テサロニケⅠ4章16節)。

セラフィムという天使たちは、神様のすぐそばに立っています。6つの羽があって、飛ぶことができます(イザヤ6章2節、6節)。

ケルビムは、言葉ではあらわせないぐらいにすばらしいのです。沢山の目と羽をもっていて、神様のいらっしゃる清い場所で、見張りをしています(創世記3章24節)。

モーセにあらわれた天使は「主の御使い」と呼ばれました(出エジプト3章2節)。

イエス様が赤ちゃんとなって来られた時、天使が何回もあらわれました。
天使はマリアとヨセフに、羊飼いたちに、話しかけました。天使たちは、イエス様の新しい家族が、イエス様をお迎えできるように、準備したのです(ルカ1章35節)

天使はまた、神様の裁きを実行します。ソドムの人たちが、神様に逆らい、悪いことばかりするようになったとき、神様はソドムの人たちを滅ぼすために、天使をおくられました(創世記19章12節13節)。

イエス様は、やがて天使と一緒に、地球にもどっていらっしゃいます(マタイ24章31節)。

天使たちは、わたしたちに神様をほめたたえることをおしえてくれるでしょう(黙示録5章9節ー12節)。

神様は天国に行く前に、わたしたちに天使を見せてくださるでしょうか。
もしかしたら、天使を見ることができるかもしれません。
でも、たとえ、天国へ行くまで天使を見ることができなくても、わたしたちは天使のことを神様に感謝します。
天使が近くにいることを知っているだけで、わたしたちは安心していられるからです。


まことに、主はあなたのために、御使いたちに命じて、全ての道で、あなたを守るようにされる。
かれらは、その手で、あなたを支え、あなたの足が石に打ちあたることのないようにする(詩篇91章11節12節)。


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